葉流座

-ことの葉うた語り-

紫もゆ -二名公民館-

二名公民館にて二名公民館40周年記念公演として「紫もゆ」を興行させていただきました。
告知をほぼ出来ていなかったにも関わらず、大勢の方に観に来ていただいて光栄の至りです。本当にありがとうございます。
この演目は去年の1月に大和文華館で発表した「いつかしの月」の姉妹バージョンのような作品です。
額田王という、万葉集で圧倒的な存在感を見せながらも正史にはまったく登場せず、その出自も生涯もわかっていない、ミステリアスな歌人に魅せられている人は多いと思います。脚本の今谷も御多分にもれず、少女のころから憧れているひとりです。
紫もゆは額田王のもうひとつの愛を描きました。
「こんな見方もありかもしれない」そのように楽しんでいただけたら嬉しいです。
墨絵屏風に手動照明、波の音。
二人だけの移動劇団、葉流座のひとつのスタイルが完成したように思えた、今回の公演でした。

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紫もゆ

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