葉流座

-ことの葉うた語り-

葉流座たちあげの口上

奈良を歩いていると、記紀万葉が伝える風景が今もふと目に飛び込んできます。贅沢なことに、いにしえの風を日々肌に感じながら、この地に暮らしております。
ここ数年、奈良に伝わる神話伝承、歴史伝承の物語などを〈うた語り〉させて頂く機会が増え、日本文学の礎なるものを、改めて手に取る機会に恵まれました。
それらは日本の言語でありながら、時として外国語よりも難解。ところが、一つ結び目がほどけると、どんどん紐が解かれていきます。
これまで教科書の中の人だった千年も昔の人たちの体温、想いがぐいぐいと伝わってくるのです。まるで今の時代のことかと見紛うほど、どれも人間味に溢れていて痛快です。
これらを私たちの言葉と声で伝えて行こう!そんな思いで、この度「葉流座」(はるざ)を結成いたしました。
「言の葉を流(つた)える」畏れ多くも古事記に見える天武天皇のお言葉から二文字頂戴いたしました。
脚本・演出 今谷多日子、音楽・うた語りそして座長まで兼ねまして中橋怜子、小さな旅の一座が今日一歩を踏み出しました。
この秋にはさっそく葉流座の座員として皆様にお目にかかれそうです。
詳細はこちらにて随時お知らせさせて頂きます。
葉流座、今後ともどうぞとよろしくお願い申し上げます。
葉流座
うた語り・音楽: 中橋怜子
脚本・演出: 今谷多日子

中橋怜子

中橋怜子

今谷多日子

今谷多日子